2007年07月31日
あつあつ揚げたて!天ぷら邑

テレビで特集される高級天ぷら屋では、料理長が目の前で天ぷらを揚げて出してくれるというパフォーマンスを見ることが多い。
あのようなものは、ちょっと自分達には無縁の世界だと思っていた。

コープ国分店に隣接するMURA国分は、左はパンやカフェスタイルの店、そして右側は天ぷらの店と一風変わった店構えとなっており、ここでは前述したような、揚げたての天ぷらを気軽な値段で食べることができるのだ。

カウンターのみの店内
店に入ると右手にある券売機からメニューを選ぶ。値段は600~800円代。
カウンターでぐるりと囲まれた中央に台がある。どうやらここで天ぷらを揚げるようだ。
水、お茶もセルフサービス。店員も2人のみ・・・少ない人数でいかに揚げたての天ぷらを提供できるかに重きをおいて作られているようである


本格的な漬物の数々
カウンターに座ると、目の前には漬物容器が。。中にはきゅうり、大根、なんと、いかの塩辛まであるから驚きだ。
鹿児島のラーメン家ではよく大根の漬物が出されるが、ここの漬物は唐辛子、ゆず等で味付けもしっかりされているのでとてもおいしい。


ご飯、味噌汁、天つゆが最初に出され、いよいよ天ぷらの調理が始められた。
厨房自体は奥にあるため、目の前で行われるのは揚げる作業。
揚げるといっても、特に大きなしぐさはないため、至って静かだ。
しばらく待つと揚げたての天ぷらが運ばれてきた。
全てを一気に揚げるのではなく、3品くらいずつ持ってくるのだ。

あなごと野菜
運ばれてきたばかりの天ぷらは、天つゆをくぐらせても「あつあつ」だ。
勢いよく被りつこうとしたのだが、予想以上の熱さにあわてて食べようとした口を静止した

家でもここまであつあつの状態を食べることはないだろう。
パリっとしていてサクっとした食感。「揚げたて」の衣がここまで歯ざわりのよいことに驚いた。
また食を楽しませてくれるのは何も揚げたての天ぷらだけではない。

少しずつ出されるので常にあつあつ
テーブルの上に並べられた、カレー塩、抹茶塩、ポン酢・・・これらを天つゆの代わりにつけると新たな味を知ることができるのだ。
最後まで揚げたての天ぷらを食べられる天ぷら邑。
なかなか味わえない揚げたての美味しさをここで味わってはいかがだろうか。

営 11:00-22:00
TEL:0995-47-4488
定休日 不明
駐車場 有
カウンター
メニュー
天ぷら定食 690円 あなご定食 700円 海鮮定食 790円 えび定食 850円
2007.7.28
2007年07月30日
シャーベットのようなかき氷~氷屋さんで作るのはよそと違うぞ

カキ氷は、家庭でもできる氷を削った後にお好みのシロップをかける至って単純なものだが、今回紹介するのは本格氷屋さんの作るかき氷だ。
天文館からドルフィンポートに向かう途中にその店はある。
夏になるとお店の奥からシャ~・・・シャ~・・・と絶え間なく聞こえてくる氷を削る機械音。
ここ、柳川氷室は、氷の販売を主にしているのだが、毎年熱い季節は店頭でカキ氷も販売しているのだ。
ここまでくるにはアーケード街である天文館から




カキ氷 マンゴー味 ミルクかけ 250円
それは、ここの店ならではの独特のカキ氷の魅力のせいだろう。
容器からあふれんばかりに盛られたカキ氷。た~ぷりとかけられたシロップにもそそられるが、なにより、食べると口の中にふわりと舞い降りるシャーベットのような口溶けのよい食感がたまらない。
暑さで溶けてしまうのがもったいないので、食べるスピードを速めてしまう。
これで200円。カキ氷なので、さすがに何杯も食べられるわけではないが、食べ終わった後の満足感と次もまた立ち寄ろうと決心してしまうのだった。

柳川氷室
鹿児島県鹿児島市堀江町19-6
営 12:00-14:30
TEL:099-222-4609
定休日 無し
駐車場 無
テイクアウト専門
メニュー
夏のみかき氷200円。ミルク付は+50円イチゴ グレープ メロン ピーチ マンゴー レモン オレンジ コーラ みぞれ 宇治 青りんご ハワイアンブルー 日向夏
2007年07月29日
果物屋さん直営のフルーツパーラーTAWAWA

白熊750円

国分中央街にある、フルーツパーラーTAWAWA。
フルーツ屋さんの小西ストアーの一角をリフォームしてカフェとして運営しているお店。

見ての通りフルーツ屋さん直営の店なので、そこで出されるスイーツには期待が持てます。
お店が混み合う時間帯はランチタイム終了からディナーまでの間の時間帯。特に夏の暑い日は「涼」を求め立ち寄る女性、カップルが多いようです。
夏らしいBGMが流れる店内は、収容人数が10名程のため、すぐに満席となってしまいます。
ここのトップメニューはフルーツパフェでしたが、今回は白熊を注文

予想通りフルーツをふんだんに使った白熊は見た目豪華でした。
しかし、盛り付ける器が小さいため、肝心の白熊の部分に物足りなさを感じます。
白熊+果物をイメージしていたところが、
果物+白熊となっており、白熊で冷えたフルーツというより、フルーツそのものだけ食べているといったところ。
練乳も底の方まで届いておらず、涼をとるには物足りない量・・・となってしまったのは残念でしかたありません。
フルーツパーラーTAWAWA
住所 鹿児島県霧島市国分中央3-30-5
営 10:30-19:00
TEL:0995-45-0393
定休日 日曜
駐車場 有
カウンター、テーブル
メニュー
フルーツパフェ 800円等
2007年07月28日
変わる町に変わらぬお店有。西田屋食堂

ちゃんぽん 350円
新幹線も開通し、昔は西鹿児島駅という駅名も今や鹿児島中央駅となり、この周りの町並みもずいぶんと変わり続けている。しかし、このようなコンクリート造りの建物が連なる町でも、よ~く見渡せば昔からずっとある風景も残っていることが分かるのだ。
この風景のあまりの変化のなさに、今の時代では逆に目立ってしまうものがある。

煙突だちょこんと出ている木造の日本家屋。一見すると誰も住んでいないような空家とも思ってしまうが、今も立派に営業している食堂なのだ。
その名前は「西田屋食堂」
看板もないこの店・・・
入口が開けっ放しになっておらず、客が入っていなかったら、食堂と気づくことはなかっただろう。。
軒先から窓越しに見える皿の積み重ね、街頭の形をしたライト、すすこげたような外観。。。いずれにしても驚愕するばかりだが、店内に入ると更に驚いた。
奥に1テーブル分の座敷はあるが、他は4人座るのがやっとの小さい椅子付きテーブルが2つ並べられ、腰掛けるのがやっとの1畳の幅もない小さな小さなテーブルが2つある。

壁のメニューはもはや神の領域
壁に貼り付けられているメニュー表からは、なが~い、なが~い歴史を感じることができるのだ。なぜならば、メニューに書いてある値段は、
手打ちそば 250円、肉うどん 320円・・・・

座席に座ると、腰が直角に曲がったお婆ちゃんがトコトコとご飯、漬物、豆腐、オレンジを運んできてくれる。小さいテーブルはこれだけで一杯になってしまう。

テーブルの上に並べられたご飯、豆腐等
厨房を見たところ、どうやら2,3人で切り盛りしているようだ。
そして、驚くべきことに竈まであるのだ。

今でも現役の煙突
お店の屋根についているあの煙突は、今でも立派な現役選手なのである。

そうこうしている内に運ばれてきたちゃんぽんは、キャベツや肉等、具が盛りだくさん。生卵もついて、既に運ばれてきているご飯、豆腐等を組み合わせるとかなりの量だ。

最も安い手打ち蕎麦 250円
値段を遥かに上回る満腹感を得、隣接する1時間100円コインパークの料金と合わせても、あまりにリーズナブルな値段。
今現在、昭和風・古民家風といったお店を度々見かけるが、ここはまさしく「本物」です。
西田屋食堂
住所 鹿児島県鹿児島市西田2丁目7-24
営 不明
TEL:099-256-7270
定休日 不明
駐車場 無
座敷、テーブル
メニュー
そば 250円 山掛けそば 330円 肉うどん
30円 なべ焼き 300円 ちゃんぽん 350円
2007.6.24
2007年07月27日
ラーメン家コラボ麺!黒とんこつラーメン ~アイアイラーメン
アツ~イ夏に無性に食べたくなるものは、辛いものだったり、心底冷たいものだったり、濃いものが食べたくなったりする。。
たまには違うものでも。。と思うのだが、定番メニューも捨て難い
そんな定番メニューの一つがラーメンだが、ここ鹿児島にはラーメン家同士がコラボ
して作ったラーメンが誕生したのです。
「アイアイラーメン」「五郎家」「一軒目」と、3店舗が共に作り上げたラーメンの名前は、
黒豚、黒酢、黒牛と、何かと黒に関する文化の多い鹿児島に新たな黒の誕生です。
「ほい、ほい、ほい」という活気ある掛け声と元気のよいスタッフによって運ばれてきたラーメンは活き活きと輝いて見えた。

黒とんこつラーメン
スープの上に「黒マー油」(ニンニクを揚げた油)がぐるっと円形に描かれており、中央には辛みそを添えている。円錐状に飾られたトッピングからイメージされる姿は、まさに鹿児島の代名詞こと、桜島そのもの
見ての通りコテコテでエネルギッシュなラーメン。
しかし、目の前に出てきた途端ふわっとした香りが嗅覚を刺激し、暑くてバテているはずの体の底から食欲が沸いてきてしまう。
スープは見た目どおりこってりとした味。しかし、その分もやしやねぎの、さっぱりしゃっきりとした食感が際立って体の中をスルスル~となんなく通過していきます。
しかし、こってりスープがゆえに、腹にズシリと来て全てを飲み干すのは無理でしたが「食べた~」と心の底から思える充実感、幸福感を存分に味わうことができました。
他の店舗でも味わえるが、麺、タレがそれぞれ異なるため味が違うようです。違うラーメン屋で同じラーメンの食べ比べというのも食の楽しみとなるでしょう。

アイアイラーメン
鹿児島県鹿児島市新栄町185-70 パチンコT-MAX1F
11:00-22:00(黒とんこつは通常夜のみ)
TEL:099-206-4649
定休日 T-MAX休みに準じる
駐車場 有
HP http://aiaira-men.ftw.jp/
2007年07月26日
ホテル京セラランチバンキング


豊富なメニューと凝った料理が評判と聞いていたホテル京セラのランチバイキングに行ってみた。

ホテル京セラは鹿児島県霧島市隼人町の天降川沿いに建つホテル。このモダンで個性的な外観をデザインしたのは黒川紀章氏。
このホテルの新館(小さい方)にあるレストラン「夢の国」では時間制限無しのランチバイキングを1575円で提供しているのだ。

時間無制限ということで多くの待ち時間も長かろうと思われたが、多くの座席数を要し、満腹になったらすぐ出て行く人もいるせいか、そう待つこともなく入店できた。


外の光が差し込む開放的な店内。灼熱のような天気の時にホテルの快適な空間はなんともありがたい。これだけでもリフレッシュしてしまう。
店内の広さのせいか、並べられた料理は一見少なく見えたのだが、近づいたら、ぎっしりと多種にわたるメニューが並べられている。1品1品数得ていたら頭が混乱してきそうなメニューは、60種類にも及ぶらしい。
和食中心ながら、その内容は一般家庭で気軽に作れるものではなく、ホテルならではの食材、調理がされていて、1つ1つ丁寧だ。
それらが少しずつ少しずつ運ばれてくる・・・。
人気のあるメニューはもちろんのことだけど、ほとんどのメニューがあっという間になくなってしまう。
しかし、その度に作り直されて出されるので、バイキングながら出来立ての料理を味わうことが出来ている。料理には味付けはもちろん重要だが、それ以上に「出来立て」ということも、美味しさを際立たせるかなり重要なファクターだろう。

どんなにおいしい料理でも、時間が経って冷めてしまったものは食べる気にもなれない。しかし、ここではこのようなことがないため、飽きることなく箸が進んでしまうのだ。

もう食べられないと満腹感に浸っている時に、次から次へと新しい料理がくるのを眺めていると、ついついもう1回とおかわりをする。
自分の気に入った料理をお腹一杯食べる。そして、「食べきれない」と言う。食べることにおいて、このような幸福感を味わえるのがまさにバイキングの醍醐味と言えるだろう。
ホテル京セラ
鹿児島県霧島市隼人町見次1409-1
ランチバイキング 11:30~14:30 (ラストイン14:00)
http://www.h-kyocera.co.jp/