名物料理試食会「きもつき手毬デデ寿司」
左からうなぎ、大根、黒豚の角煮
鹿児島県肝付町で昨年から新たなプロジェクトが動き始めている。その中の一つである、名物料理試食会に行ってきた。
この名物料理誕生を説明する
その料理の名は
「きもつき手毬デデ寿司」
デデというのは、肝付町の方言で、辺塚(へづか)地区にあるダイダイのことだ。(辺塚ダイダイ)
果皮が薄く、酸味、香りが強いため通常は鍋物やレモン代わりに使われる。
この果汁を寿司飯に加え、鹿児島ならではの、
鰻(日本一の産地)
黒豚(&薩摩焼酎で仕込む)
大根(桜島大根にちなむ)
をのせてあるのだ。
セットで販売したらいくらで提供できるか?
鰻は白焼きに特製の麦みそを加えてあり、この相性が素晴らしい!かば焼きよりもすっきりとした後味もよい
大根を見た時は何故?と考えていた。しかし、間にある青葉のおかげで大根のシャキシャキ感と寿司飯の甘酸っぱさの調和が保たれている。意外な組み合わせだ。ちなみに、鹿児島といえばジャンボな桜島大根だが、この大根は地元産にこだわっているそうだ。
黒豚の角煮は芋焼酎で仕込んだ。これも鹿児島ならではのアイデアだと思う。しかし、冷えてくると脂が固まりどうも味に劣る。
この点は苦労しているそうで、これからも改良を望むところ。
きもつき手毬デデ寿司ご膳
今回の趣旨は地方の活性化にある。
総面積308k㎡でありながら、人口がたったの2万弱の町。
高速・JRもなく、車でなければくることが出来ないと言っても過言ではないだろう。
このプロジェクトが成功して、肝付町=素晴らしい町と日本中の人々に認識して頂けるように願うばかりだ。
きもつき手毬デデ寿司は店により異なる
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